世界トップ10の海運会社の総輸送能力

アルファライナーのデータによると、コンテナ船会社上位10社の総輸送量は、2020年1月1日から2023年1月1日までの3年間で260万TEU（13％）増加した。

アルファライナーは最近、2022 年の船隊変更の概要を発表しました。上位 10 社の船社の合計市場シェアは安定しており、現時点で世界の船隊の 85%、2020 年初頭では 84% を占めています。企業は大きな利益を上げ、生産能力を維持または削減するために市場シェアを積極的に拡大するなど、さまざまなフリート戦略を実行しました。

MSCはMAERSKを上回り、最大の輸送能力拡大により世界最大の海運会社となった。過去 3 年間で、生産能力は 832,000 TEU、22% 増加しました。MSC の生産能力は、主に中古船の取得により 2022 年に 7.5% 増加しました。

CMA CGMは世界第3位のコンテナ海運会社で、感染症流行前は第4位であったが、その輸送能力の伸びはMSCに次いで第2位となっている。CMA CGM の生産能力は、過去 3 年間で 697,000 TEU (26%) 増加しました。増加の一部は、スーパーサイクル前に発注され、2020年から2021年の間に納入された新造船によるものと考えられ、2022年には輸送能力が7.1%増加しました。

HMM は、2020 年から 2022 年にかけて 428,000 TEU 増加し、生産能力を 3 番目に増加させた海運会社で、2020 年 1 月の世界 10 位から現在は 8 位に上昇しています。過去 3 年間で輸送能力は 110% 増加しており (そのベースは比較的小さい)、トップ 10 の海運会社の中で最も高い増加となっています。アルファライナーによれば、新造船12隻の引き渡しとチャーター契約がキャンセルされた9隻の返還により、拡張の大部分は2020年に完了する予定だという。2022 年、HMM の生産能力の伸びは失速し、生産能力は前年比 0.4% 減少しました。

Evergreen Marine は世界第 6 位の海運会社で、2020 年には第 7 位になる予定です。スーパーサイクル期間中、その輸送能力は 30% 増加して 385,000 TEU となり、2021 年から 2022 年にかけてほぼ 2 倍になりました。